【8月30日 Xinhua News】中国国家衛生健康委員会はこのほど、2022年の国民健康リテラシー水準が27・8%と前年比2・38ポイント上昇し、引き続き上昇傾向を示したと明らかにした。

 モニタリング調査の結果によると、都市部が前年比1・24ポイント上昇の31・9%、農村部が1・76ポイント上昇の23・8%。地域別では、東部が1・48ポイント上昇の31・9%、中部が2・87ポイント上昇の26・7%、西部が3・14ポイント上昇の22・6%だった。

 6項目の指標別にみると、高い順に「安全・応急手当リテラシー」が58・5%、「科学的健康意識リテラシー」が53・6%、「健康情報リテラシー」が39・8%、「慢性病予防・治療リテラシー」が28・9%、「伝染病予防・治療リテラシー」が28・2%、「基本的医療リテラシー」が27・7%となった。

 健康リテラシーは、個人が基本的な健康に関する情報やサービスを獲得、理解し、それらの情報やサービスを用いて正しい判断や決定を下し、自身の健康を維持し、増進する能力を指す。健康リテラシー水準は経済・社会の発展レベルと人々の健康水準を反映する総合的な指標となっている。

 今回のモニタリング調査は全国31省・自治区・直轄市の336県(区)、1008郷・鎮の15~69歳の常住人口を対象に行われ、7万1842件の有効回答を得た。(c)Xinhua News/AFPBB News