【8月28日 AFP】ロシア当局は28日、ウクライナ紛争に関する情報を米外交官に渡した疑いで、在ウラジオストク(Vladivostok)米国領事館に勤務していた元職員の自国民を拘束したと明らかにした。

 ロシア連邦保安局(FSB)は声明で、「ロベルト・ロベルトビッチ・ショノフ(Robert Robertovich Shonov)容疑者の違法行為を止めた」と述べ、同容疑者が在モスクワ米国大使館に情報を提供していたと説明した。

 FSBによると、容疑者は昨年9月からウクライナ紛争や動員の情報を米国側に提供し始めた。また、来年の大統領選挙に先立ち、ロシア各地での反政府的な感情を評価するタスクを抱えていたという。

 FSBは、ショノフ容疑者は在モスクワ米国大使館の外交官、ジェフリー・シリン(Jeffrey Silin)氏とデービッド・バーンスタイン(David Bernstein)氏に情報を提供したとして、両氏から話を聞く予定としている。(c)AFP