【8月25日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は25日、墜落した小型機に乗っていたとみられる民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏について「哀悼の意」を表し、「過ちを犯したが、結果も残した」と評した。

 プーチン氏はテレビ中継された会合で「すべての犠牲者の家族に心から哀悼の意を表したい」と述べ、墜落を「悲劇」だと表現した。

 さらに「プリゴジン氏とは1990年代初頭からの長い付き合いだ。彼は複雑な運命を背負った人物で、人生で重大な過ちを犯したが、適切な結果も残した」と続けた。

 また、ワグネルが大きな軍事的プレゼンスを維持しているアフリカでのプリゴジン氏の活動にも言及した。

 プリゴジン氏は今週、アフリカから動画を発信していた。プーチン氏は「私の知る限り、彼はきのうアフリカから戻ったばかりで、何人かの関係者と会った」と述べた。墜落の調査については「しばらく時間がかかる」との認識を示した。

 プーチン氏は墜落で死亡したワグネルのメンバーは、ウクライナ侵攻に「多大な貢献」を果たし、「共通の大義」を持っていたとして、「われわれはそれを知っており、記憶し、忘れることはない」と語った。(c)AFP