【8月21日 AFP】(更新)テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2023)は20日、男子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が5-7、7-6(9-7)、7-6(7-4)で第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)を破り、優勝を果たした。

 ジョコビッチは第2セットのタイブレークでチャンピオンシップポイントのピンチを1本しのぎ、3時間49分に及ぶ死闘の末に逆転勝ちを収めた。米シンシナティ(Cincinnati)で行われるマスターズ1000(ATP Masters 1000)の同大会をジョコビッチが制すのは3度目。先月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)決勝でアルカラスに敗れた借りも返した。

 猛暑の中で熱中症になり、第2セット序盤にドクターのチェックを受ける場面もあったジョコビッチは、「人生で最もタフな試合だった」と振り返り、「こういった試合のために努力を続けるんだ」と話した。

 これでマスターズ1000での優勝回数を歴代最多を更新する39回に伸ばし、アルカラスとの対戦成績も2勝2敗とした。

 敗れたアルカラスも、今大会での決勝進出で世界ランク1位を守ることが確定し、連覇を目指す28日開幕の全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)をトップシートで迎える。ジョコビッチは新型コロナウイルスワクチン未接種のため昨年の全米オープンを欠場しており、今回は2年ぶりの出場となる。(c)AFP