【8月19日 CGTN Japanese】中国では1~7月、全国の鉄道建設に対して前年同期比7%増の3713億元(約7兆4066億円)に及ぶ固定資産投資が実施されました。南西部の成都・宜賓高速鉄道の線路敷設が完了し、南部の広州・汕頭(スワトウ)高速鉄道と東部の上海・寧波長江沿岸高速鉄道では総合調整と総合試験の作業が開始されるなど一連の重要なプロジェクトが進められています。

 中国ではこれまでに、全国の「八縦八横(南北8路線、東西8路線)」の高速鉄道網の主要部分の建設で、全体の約77.83%に相当する3万5300キロが完成しました。建設中の路線の長さは全体の約15.49%の7025キロです。中国の高速鉄道ネットワークは全国の人口50万規模の都市95%以上をカバーし、地域間の相互連結を促すほか、北京・天津・河北地域、長江デルタ地域、広東・香港・マカオグレーターベイエリアなどの地域一体化発展戦略を促進しています。

 高速鉄道以外にも、今年は中国全国で3000キロ以上の鉄道新路線を建設する予定です。地域経済と社会の発展に新たな動力を注ぐことを目的に、南東部の福州・アモイ、南部の南昌・景徳鎮・黄山、北部の天津・大興国際空港など複数の新路線の建設工事が間もなく始まります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News