【8月9日 AFP】欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」は8日、7月の世界平均気温が16.95度で、観測史上最も暑い月になったと発表した。

 これまでで最も暑かったのは2019年7月の16.63度だった。先月は、世界各地が熱波や山火事に見舞われた。

 C3Sのサマンサ・バージェス(Samantha Burgess)副所長は、「観測記録と古気候(地質時代の気候)の記録からみて、12万年ぶりの暑さとなった」と述べた。

 また、「2023年7月の世界平均気温は、月ごとにみても観測史上最も高いことが確認された。1850~1900年の平均気温よりも約1.5度高いと推定される」と指摘した。

 C3Sによると、先月の世界平均気温は、1991~2020年の同月の平均気温を0.72度上回った。

 映像は世界各地で7月に撮影された暑さと、C3Sなどの気象機関による記者会見。会見の映像はUNTVより提供。(c)AFP