【7月30日 AFP】ボクシング、世界ウエルター級4団体王座統一戦が29日、米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)のTモバイル・アリーナ(T-Mobile Arena)で行われ、テレンス・クロフォード(Terence Crawford、米国)が9回TKOでエロール・スペンス・ジュニア(Errol Spence Jr.、米国)に勝利し、4団体統一に成功した。

 クロフォードはスペンスから3回のダウンを奪うと、9回に連打を浴びせ、レフェリーが2分32秒で試合を止めた。無敗の王者同士の対戦で驚くほど圧巻のパフォーマンスを見せた。

 クロフォードはこれで、自身が持つWBOのベルトに加えて、スペンスのWBAとWBC、IBFのタイトルを獲得し、2004年に4団体となって以降のウエルター級では初となる全団体統一を達成した。過去にはスーパーライト級でもすべてのベルトを獲得しており、史上初めて2階級での4団体統一を成し遂げた。

 クロフォードはこれで戦績を40勝(31KO)無敗とし、これでウエルター級に階級を上げてからの8戦を含め、11戦連続でKO勝ちを収めている。対するスペンスは28勝(22KO)1敗となった。(c)AFP