ソウル市内の公園をさまよう野良猫(c)news1
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【07月30日 KOREA WAVE】ソウル市龍山区(ヨンサング)のある動物保護所で飼われていた猫2匹が、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)に感染したことが確認された。韓国で猫が高病原性AI陽性判定を受けたのは2016年12月以来。

農林畜産食品省は25日、先に申告された疑い事例2件を全て調査した結果、いずれも高病原性AI(H5N1型)と陽性判定されたと発表した。この動物保護所では猫が高熱と食欲不振などの症状を見せて死亡した。

この保護所では猫40匹を飼っており、このうち38匹が死亡したという。38匹のうち2匹が生前呼吸器不全症状を見せて動物病院を訪れ、この猫2匹から検体を採取して高病原性AIに感染したという事実が判明した。

同省関係者は「現在、死亡した猫のほとんどの死体は焼却され、追加の検査は難しい」と述べた。ただ、この保護所は密閉された空間で猫同士の接触が多かったとされ、死亡した猫がみな、高病原性AIに感染した可能性が高いと推定される。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News