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【07月30日 KOREA WAVE】教室で喧嘩をする小学生を止めるため机を倒したとして児童虐待犯罪の処罰などに関する特例法違反の罪で告訴された光州の小学教師に対し、韓国光州(クァンジュ)高検はこのほど、「嫌疑なし」との判断を下した。

この教師は昨年4月、教室で他の生徒の腕と顔を殴っていた児童を見つけ、教室の後方に向けて机を押し倒した。またこの児童がその1カ月後、同じクラスの児童を暴行したため反省文を書かせたが、児童は「悪いことはしていない。先生が憎いし友達も嫌だ」などと書いた。教師は反省文を破棄した。

児童の親が昨年6月、この教師を児童虐待の疑いで警察に告訴した。警察は「教師の行為が情緒的虐待にあたる」として書類送検した。だが、光州地検は今年4月、「児童虐待をしたと判断するだけの証拠が十分ではない」として嫌疑なしの処分を下し、親が抗告していた。

また親は教師と校長を相手取り、慰謝料計3279万ウォン(1ウォン=約0.1円)を求めて損害賠償請求訴訟を起こしたが、光州地裁は先月、「教師に相当部分の裁量を認めるべきだ」として請求を棄却した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News