【7月29日 AFP】女子テニス、プラハ・オープン(Prague Open 2023)の予選に出場予定だったロシア人選手(名前は不明)が、開催国のチェコへ到着した際に空港で入国を拒否された。チェコ内務省が28日、ツイッター(Twitter)で公表した。

 投稿によると、短期滞在をやめさせる理由があると警察が判断した。同選手はすでにチェコを離れているという。

 チェコ当局は、「入手可能な情報によれば」、他にロシアとベラルーシの選手が渡航してくる予定はないとしている。

 その一方で、チェコ通信(CTK)は今週末の予選にロシア選手3人が参加予定だったと報道。また、31日に開幕する本戦には、ベラルーシ出身のアリアクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra Sasnovich)がエントリーしている。

 チェコ政府は6月、ウクライナ侵攻を理由にロシアとベラルーシの選手が国内大会に出場することを禁止。スポーツ庁は、政府の決定によって「ロシアまたはベラルーシ出身の選手がシェンゲン(Schengen)協定の加盟諸国から国境検査なしに入国した場合、個人のビザ(査証)を無効にする」ことが可能だと説明した。

 これに対して女子テニス協会(WTA)は、チェコ当局の行為は協会の方針に反すると主張。「国籍がロシアかベラルーシである個々のWTA選手は、中立の立場でツアーへの出場を継続している」とした上で、「WTAのルールでは、全ての選手が差別されることなく、実力のみに基づき出場を許可されなければならないと定められている」と述べた。

 前週には、元世界ランキング2位でロシア出身のベラ・ズボナレワ(Vera Zvonareva)が、大会に出場予定だったポーランドで入国を拒否された。(c)AFP