【7月27日 AFP】サッカーフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が、サウジアラビア1部リーグのアル・ヒラル(Al Hilal)の関係者との面会を拒否したと、仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)が報じた。

 アル・ヒラルは史上最高額となる3億ユーロ(約466億円)の移籍金を提示しているとされているが、レキップ紙はエムバペが「水曜日(26日)にパリにいるアル・ヒラルの代表者との交渉を拒否した」と報道。「このアプローチは失敗に終わるだろう」と伝えた。

 同紙によれば、アル・ヒラルの代表団は、ロシア1部リーグのゼニト・サンクトペテルブルク(Zenit St. Petersburg)に所属するブラジルのマウコム(Malcom Filipe Silva de Oliveira)の移籍完了のためパリ入りしていた。

 エムバペをめぐっては、本人は一度もサウジ移籍に関心を示したことがないが、PSG側がアル・ヒラルに交渉を始める許可を与えている。

 エムバペはPSGとの契約を1年残しており、クラブ側は移籍金ゼロとなる来夏よりも今夏での退団を望んでいる。しかし、エムバペはPSGとの契約更新を拒否しており、クラブ側はエムバペがすでに来年にスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に移籍することで合意していると考えている。(c)AFP