【7月24日 AFP】サッカーフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)で主将を務めるマルキーニョス(Marquinhos)は23日、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の問題が解決することを願い、新シーズンに向けたメンバーとして戻ってきてほしいと話した。

 契約の問題がこじれているエムバペは、チームの日本・韓国ツアーのメンバーから外れた。大阪で会見に臨んだマルキーニョスは、「彼は飛び抜けた選手だが、頭越しに、クラブの経営陣が下した判断だ」と話した。

 さらにマルキーニョスは、これが「デリケート」な話題だと認め、「日本に来てもその質問をされる」と不満をこぼした。そして「いつだってトップ選手にはチームにいてほしいし、彼が復帰して、新シーズンも僕らを助けるのを認める判断が下されることを願っている」と続けた。

 エムバペは以前から、残り1年となったPSGとの契約を延長する意思はないと明言し、その1年はチームに残留する意向を示している。しかし、来年夏に移籍金なしで退団されるよりは、この夏に売却してしまいたいPSGは、ツアーメンバーから外すことを決めた。現在は、PSGがクラブの歴代最多スコアラーに対して契約を延長するか、それとも移籍するかを迫るような状況になっている。

 そのためルイス・エンリケ(Luis Enrique)新監督は、少なくとも9月上旬に移籍市場が閉まるまでは、昨季の得点王抜きで戦わなければならない可能性がある。

 チームは25日に大阪で、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が所属するサウジアラビア1部リーグのアル・ナスル(Al Nassr)と対戦する。(c)AFP/Emmanuel BARRANGUET