【7月23日 AFP】ロシア軍は22日、南部ザポリージャ(Zaporizhzhia)州でロシア人記者がウクライナ軍の攻撃で死亡したと発表した。ロシア外務省は同日、西側諸国による「計画された凶悪犯罪」だとし、報復する考えを示した。

 死亡したのは、国営ロシア通信(RIA-NOVOSTI)の記者、ロスチスラフ・ジュラブリョフ(Rostislav Zhuravlev)氏。同通信は、前線の村であるピャチハトキ(Pytikhatki)付近で死亡したとしている。

 ロシア軍は「ウクライナ軍が発射したクラスター弾により4人のジャーナリストが負傷した」と説明。そのうちの1人、ジュラブリョフ氏が退避中に死亡した。他の3人は病院に搬送され、容体は安定しているという。

 ロシア外務省は、「あらゆる情報が記者団への攻撃が偶然ではないことを示している」とする一方、「管轄権を有する国際機関はこれまでと同様、今回も凶悪犯罪を見て見ぬふりだ」と糾弾。また、クラスター弾をウクライナに供与した米国も非難した。

 その上で、記者殺害に関与した者は「相応の罰を必ず受けるだろう」とし、「クラスター弾の提供者にも同等の責任を取ってもらうことになる」と警告した。(c)AFP