【7月18日 CGTN Japanese】中国科学院国家天文台などの科学者による研究チームはこのほど、「中国天眼」と呼ばれる500メートル球面電波望遠鏡(FAST)を利用して、ナノヘルツ重力波の存在を示す重要な証拠を検出しました。

 研究チームは、57個のミリ秒パルサーについて長期に及ぶシステマチックな観測を行うとともに、3年5カ月にわたって集めたデータを分析した結果、ナノヘルツ重力波の特徴を持つ四重極関連の信号を示す証拠を発見しました。検出率の誤差は50万分の1以下ということです。

 重力波は、質量を持った物体が加速度運動することによって生じる時空のゆがみであり、周波数がヘルツの10億分の1ほどのナノヘルツ重力波はその一つです。天文学上では、天体の質量が大きいほど、その重力波の周波数は低く、宇宙の中で質量が特に大きいいくつかの天体が生じる重力波の周波数は主にナノヘルツに集中しているとみられています。ナノヘルツ重力波の研究は、超大質量ブラックホールや銀河の合体の歴史、宇宙の大規模構造の形成などを理解する上で重要な意義があるといわれています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News