【7月14日 CGTN Japanese】中国東部の江蘇省泰州市に住む父と娘がこのほど、同時に大学院に受かりました。娘は上海師範大学、父は揚州大学の大学院生となりました。

 父親の冒暁彤さんは1990年代の大卒生で、現在は家屋安全検査鑑定の仕事に従事しています。なぜ大学院生になると決心したかについて、「一つは娘の大学院生受験に付き合うため、もう一つは大学院に入って自分の能力を高めたい」と話しました。

 2021年の秋、娘の冒さんは大学3年生になり、大学院を受験するという目標は決まりましたが、まだ行動に移していませんでした。冒暁彤さんは娘ができるだけ早く受験準備の「戦闘態勢」に入るよう励ますため、在職大学院生の受験を申し込み、娘と一緒に受験勉強の道を歩むことを決めました。

 冒暁彤さんは受験準備をしていく中で、記憶力の衰えを感じたため、非常に詳細な学習計画を立てました。例えば、それぞれの科目について、毎日どのくらいの内容を復習し、どのくらいの時間がかかるか、これらの内容を一つ一つ表に記入しました。また、英単語を覚えるため、関連アプリをダウンロードし、1日に50の単語を暗記し、ムーク(大規模公開オンライン講座)を通して大学数学や材料力学を学び、通勤中に音楽の代わりに政治科目の講座の音声を流しました。そして、毎週末に科目別に勉強の効果をまとめました。

 また、勤務時の昼休みの1時間も利用して勉強し、帰宅後も5時間勉強し、週末と祝日は12時間猛勉強しました。400日余りのたゆまぬ努力を経て、冒暁彤さんは300点余り、娘は380点余りの点数を取り、いずれも大学院の合格ラインを通過しました。

 冒暁彤さんは「3年後に娘と一緒に卒業できることを想像するだけでとても幸せだ」と話しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News