【7月10日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)は9日、女子シングルス4回戦が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は2本のマッチポイントをしのいで第14シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)を6-7(4-7)、7-6(7-2)、6-3で下し、初の準々決勝進出を果たした。

 4回戦までは1セットも落とさずに勝ち上がってきたシフィオンテクだったが、この日は東京五輪金メダリストのベンチッチに苦戦。6本のブレークポイントを生かせずに第1セットを落とし、第2セットの第12ゲームでは2本のマッチポイントをベンチッチに許したが、そこからフルセットの逆転勝ちを飾った。

 シフィオンテクは、敗退のピンチに追い込まれたときも恐れずにプレーすることができたと明かし、「どちらかといえば簡単。いずれにせよリードしているのは相手なのだから、何も失うものはないと思って、普段より怖がらずにショットを打てる」と話した。

 準々決勝ではエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)と対戦する。スビトリーナは第19シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)を2-6、6-4、7-6(11-9)で破り、8強入りを決めた。

 その他のシード勢では、第4シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)がレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko、ウクライナ)を6-1、6-3で退けた。次戦は4強入りを懸け、マルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)と顔を合わせる。ボンドロウソバは同胞のマリー・ボウスコバ(Marie Bouzkova)を下して準々決勝に駒を進めた。(c)AFP