【7月10日 Xinhua News】中国北京市で開催中の「グローバルデジタル経済カンファレンス2023」で、中国の設置済み第5世代移動通信システム(5G)基地局数が5月末時点で284万4千カ所を数え、モバイルモノのインターネット(IoT)端末ユーザー数は20億5千万人を超えたことがわかった。

 中国でデジタル経済と実体経済の融合が加速している。工業・情報化部のデータによると、重点工業企業では重要な作業工程の数値制御(NC)化率が5月末時点で59・4%に上った。業界の発展をけん引するデジタル化された作業場やスマート工場が1700社余り育成されたほか、地域と業界に一定の影響力を持つ産業用インターネットプラットフォーム数は240を超えた。重点プラットフォームの接続機器数も8900万台(セット)を超え、新しい応用や使途、業態が続々と誕生している。

 デジタル経済の中核産業も発展し、デジタル産業はデジタル経済の発展をけん引する重要な力になっている。1~5月の中国ソフトウエア産業の売上高は前年同期比13・3%増の4兆3千億元(1元=約20円)を超えた。情報技術(IT)サービス業の売上高は14・2%増の2兆8400億元に上り、中でもクラウドコンピューティング、ビッグデータ関連サービスは16・9%増の4366億元となり、技術革新と経済・社会の発展に活気と活力をもたらしている。(c)Xinhua News/AFPBB News