【7月4日 AFP】(写真追加)2日に行われた陸上のダイヤモンドリーグ(Diamond League 2023)第7戦、ストックホルム大会の男子400メートルハードルで、環境活動家がトラックをふさぐ出来事があった。

 レースは予想外の「11台目のハードル」が置かれ、中央寄りのレーンを走った選手たちは、コース上に陣取って横断幕を掲げる3人の活動家にレースを妨害された。優勝した世界記録保持者のカールステン・ワーホルム(Karsten Warholm、ノルウェー)は一番外側だったため影響はなかったが、2人は横断幕に突っ込み、残りも活動家を避けて走らなければならなかった。

 5位に入ったウィルフリード・アピオ(Wilfried Happio、フランス)は「きょうは11台目のハードルがあった」と話し、「何が起こったのかあまりよく分からなかった。あっという間の出来事だったから」とコメント。「フィニッシュ手前で頭がはっきりしてないだけでもひどいのに、その上、横断幕まで避けないといけなかったらね…」と嘆いた。

 ワーホルムは、6月に出した今季世界最高タイムより1秒以上遅れた47秒57でフィニッシュした。(c)AFP