【7月1日 AFP】ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は6月30日、反乱を起こした同国の民間軍事会社ワグネル(Wagner)のアフリカでの活動について、各国の政府が同社との契約関係を維持すると判断すれば継続されるとの認識を示した。

 ラブロフ氏は記者会見で、「アフリカ諸国とワグネルの契約の将来は、当事国の政府次第だ」と述べた。

 ワグネルは、アフリカで武力を行使してロシアの影響力を拡大していると見なされてきたが、創設者のエフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏が反乱に失敗したことで、国外での活動が疑問視されている。

 ラブロフ氏は、中央アフリカには現地当局の要請でロシア軍の軍事教官も派遣されているが、同国へのワグネル部隊の駐留はロシア政府の管轄外だと主張。「ワグネルは他のアフリカの国々でも活動していたが、この契約は各国政府とワグネルの間で直接結ばれたものだ」と述べた。(c)AFP