【6月28日 CGTN Japanese】中国北部の天津(Tianjin)にあるエアバス(Airbus)の最終組立ラインで組み立てられた次世代型A321neo 1機が27日、ハンガリーの航空会社ウィズエアーに順調に引き渡されました。エアバスが天津で組み立てられたA321neoを欧州の顧客に納入したのは今回が初めてです。

 天津にあるエアバスA320ファミリーのアジア最終組立ラインは2008年に稼働しました。エアバスにとって欧州以外で初となる旅客機最終組立ラインです。この最終組立ラインは、09年に最初のA320を引き渡して以来、14年以上稼働し続け、600機を超える旅客機を組み立て、納入してきました。今回引き渡されたA321neoは、エアバスA320ファミリーの中で最も大きい寸法を誇るもので、ナローボディ機のコストでワイドボディ機の容量とワイドボディ機並みの航続距離を実現し、最大244人の乗客を収容できます。

 天津港保税区に増設されるエアバス天津A320ファミリーの二つ目の最終組立ラインも今年末に着工予定です。稼働後は、天津に2本の単通路機生産ラインと一つのワイドボディ機完成・納品センターが形成されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News