【6月25日 AFP】スーパーラグビー・パシフィック(2023 Super Rugby Pacific)は24日、ニュージーランド・ハミルトン(Hamilton)のワイカト・スタジアム(Waikato Stadium)でプレーオフ決勝が行われ、クルセイダーズ(Crusaders)が25-20でチーフス(Gallagher Chiefs)を下して7連覇を達成し、スコット・ロバートソン(Scott Robertson)ヘッドコーチ(HC)は有終の美を飾った。

 ロバートソンHCは、今年9月に開幕するW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)後にオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)の指揮官に就任するため、これがクルセイダーズでの最後の一戦となっていた。その指揮の下でクルセイダーズは、2017年から連覇を続けている。

 後半序盤までは15-20とリードを許していたクルセイダーズだったが、72分にチーフスのサム・ケイン(Sam Cane)がイエローカードを受けると試合の流れが変わった。

 これで得たペナルティーから、クルセイダーズはコディー・テイラー(Codie Taylor)がFWとしてはスーパーラグビー最多となる通算42トライ目を決め、その後のコンバージョンも決まった。

 地元ファンの声援に押されたチーフスはその後、ダミアン・マッケンジー(Damian McKenzie)が長い距離のペナルティーキックを狙ったが、勝利を決める最高のチャンスを逃した。するとクルセイダーズは、終了間際のラストプレーとなるペナルティーキックをリッチー・モウンガ(Richie Mo'unga)が蹴り込んだ。

 けがでオールブラックスの7選手を欠いたクルセイダーズは、優勝に喜びを爆発させた。(c)AFP