【6月20日 AFP】ロシアの軍事裁判所は20日、同国とウクライナの二重国籍を持ち、ウクライナ側に付いて戦ったとされる男性に対し、テロ関連法違反の罪で懲役16年を言い渡した。

 ロシアの通信社によると、南部ロストフナドヌー(Rostov-on-Don)の軍事裁判所は「デニス・ムリガ(Denis Muryga)」という名の男性に対し、ウクライナ軍のアイダール大隊(Aidar Battalion)の一員として戦闘に参加したとして有罪判決を出した。

 同大隊はウクライナ東部の激戦地バフムート(Bakhmut)周辺で活動している。

 インタファクス(Interfax)通信は傍聴した記者の話として、検察側は懲役18年を求刑していたと伝えた。男性は昨年ロシアへ越境を試みた際に拘束されたとしている。(c)AFP