【6月21日 CNS】上海市民デジタルリテラシー・スキル強化月間の成果交流活動と閉幕式が、6月8日に同市内で開催された。

 一連の活動は、5月から6月にかけて上海市内の16区215の町、63の大学で、合計1341の取り組みが実施された。オンラインを含めた参加者は682万2700人だった。

 今回のテーマは「デジタルエンパワーメント・フォー・オール(デジタルで皆を元気に)」。上海市共産党委員会インターネット情報弁公室は、市教育委員会などと、学生向けに科学技術に関する漫画イベントを開催。また、上海市経済情報化委員会は、市民を組織してデジタル改革に関する体験会を開催した。さらに市障害者連盟は、障害者向けに行政サービスなどのスマートフォンアプリの使い方指導を実施した。

 上海の各区も積極的に活動を展開した。浦東新区(Pudong New Area)は「スマート観光」「人工知能(AI)と文化」などの重点活動を開始した。黄浦区(Huangpu)は高齢者向けに「高齢者スマートヘルプ」プロジェクトを発表。静安区(Jing’an)もIT技術を使ったライブ放送を開始した。閔行区(Minhang)はロボットなどのAI応用に関する没入型体験展示会を開いた。

 閉会式では「2023年上海デジタルリテラシー・スキル向上月間」の回顧映像を上映し、優れた活動や個人を表彰した。(c)CNS-澎湃新聞/JCM/AFPBB News