【東方新報 6月14日】中国駐東京観光代表処と東京中国文化センター(China Culture Center Tokyo)の共催で6月12日、ジャイアントパンダ「香香(シャンシャン、Xiang Xiang)」の誕生日会が開催された。

 中国駐東京観光代表処の欧陽安(Ouyang An)主任、東京中国文化センターの羅玉泉(Luo Yuquan)主任、日本の上野動物園(Ueno Zoological Gardens)の教育普及課長・大橋直哉(Naoya Ohashi)氏、パンダ撮影写真家の高氏貴博(Takhiro Takauji)氏と100人にも及ぶシャンシャンのファンが、会場で「ハッピーバースデー」を歌い、シャンシャンをお祝いした。

 主催者側―中国駐東京観光代表処の欧陽安主任は「ジャイアントパンダは中日友好の使者です。1972年に中日両国の国交が正常化し、パンダは中国人民の熱いあいさつの気持ちと善良な願いを胸に、初めて日本の地に降り立ちました。日本に暮らすパンダは一時13頭にも達し、海外では最も多い国となりました。まさに中日両国人民の友好を体現することができました。本日の誕生日会は、シャンシャンに対する日本の人たちの思いや祝福を届けるだけでなく、パンダを架け橋とした中日の友好関係をずっと継続していくことへの願いでもあります」と語った。

 ジャイアントパンダのシャンシャンは2017年6月12日に上野動物園で生まれ、父母はそれぞれ中国から日本に渡った力力(リーリー、Li Li)と真真(シンシン、Zhen Zhen)だ。シャンシャンは上野動物園で初めて自然交配での繁殖に成功したパンダで、日本と世界から注目を集めた。彼女は成長過程をくまなく記録され、報道され、SNS上でファンが多数集まった。

 その後日中双方の友好的な話し合いを経て、今年2月21日にシャンシャンは予定通り中国に帰り、日本の人たちは恋々と別れを惜しんだ。

 誕生日会開催当日はまさにシャンシャンの6歳の誕生日で、故郷の四川省(Sichuan)でも最初の誕生日を過ごしている。(c)東方新報/AFPBB News