「ユナボマー」死亡、81歳 連続小包爆弾犯
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【6月11日 AFP】1978~95年に連続郵便小包爆弾事件を起こした「ユナボマー(Unabomber)」ことテッド・カジンスキー(Ted Kaczynski)受刑者が10日、収容されていたノースカロライナ州の医療刑務所で死亡した。81歳だった。連邦刑務所局が明らかにした。
同局によると、反応がなかったため病院に搬送され、死亡が確認された。
モンタナ州の小屋を拠点に、大学や航空会社などを標的に小包爆弾を次々に送るなどして計3人を死亡させた。負傷者も20人超に上り、全米を震撼(しんかん)させた。
シカゴ生まれ。知能指数が167と高く、16歳でハーバード(Harvard University)大学に入学。技術進歩に否定的な反文明論者だった。
95年に新聞に投稿した論文を見て弟が連邦捜査局(FBI)に通報し、翌年逮捕。司法取引に応じて罪を認めたため死刑は免れたが、98年に終身刑4回と禁錮30年を言い渡された。(c)AFP