【6月7日 CGTN Japanese】北京動物園は6日、微博(ウェイボー、Weibo)の公式アカウントで、最近米国から帰国したジャイアントパンダ「ヤーヤー」の最新動画を公開しました。動画からは、帰国して1カ月以上が経過したヤーヤーが北京動物園での新しい生活環境に慣れ、体調が安定している様子がうかがえます。

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 米メンフィス動物園に20年間滞在していたヤーヤーはかつて、痩せ細り、皮膚病を患っていたことで注目を集めていました。その後、中国と米国が積極的に仲介し、早期の中国帰国が実現しました。隔離検疫のため姿を現すことがなかった帰国後1カ月の間も、多くの人から関心を寄せられていました。

 6日に北京動物園が公開したヤーヤーの最新動画には、ヤーヤーが生活エリアをのんびり散歩したり、竹を抱えてかじったりと、元気そうな様子が収められています。毛並みがきれいになったほか、目にも生気が戻り、頬はより膨らみを帯び、ほほ笑みを浮かべているような姿が見られました。北京動物園によると、ヤーヤーは年齢的に老年期に入っていることから静養が必要で、現在は「隠居生活」を楽しんでおり、今後も一般公開される予定はないということです。

 ヤーヤーは現在、北京動物園のジャイアントパンダ・ハウスで飼育されています。同館内には現在、人気スターの「古古(グーグー)」と「萌蘭(モンラン)」を含む11頭のパンダが生活しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News