中国各地 大学入試受験生に便宜措置を
このニュースをシェア

【6月6日 CGTN Japanese】中国では日本の大学入試にあたる全国統一大学入学試験「高考」が7日から始まります。2023年の出願者数は1291万人で、昨年より98万人増え、過去最高を更新しました。全国各地では、受験生がスムーズに試験に参加できるような措置を積極的に講じています。
海南省(Hainan)は各試験会場で入場安全検査の流れや聴解試験などの重点段階、予期せぬ停電や悪天候などの特殊な状況についてシミュレーションを行い、対策を講じています。海南省は今年、オンラインで試験会場を見られるウイチャット(微信)のミニプログラムを初めて開通し、受験生はミニプログラムで試験会場の配置図を確認して、事前に入場の流れを熟知することができます。
北京市交通管理局の通達によりますと、試験に影響を及ぼす546カ所の進行中の工事に対し、試験期間中の中止を求めました。今年の大学入試期間中に自家用車を中心に受験生を送迎する場合に備え、交通管理部門は関連機関と共同で、試験会場周辺に道路側の臨時駐車スペースを最大限に開設しました。交通管理部門の統計によりますと、市内の各試験会場周辺に臨時駐車場が55カ所増設され、新たに臨時駐車スペースが3929カ所増えました。
また、北京市では大学入試期間中に800人の白バイ隊員を動員し、交通緊急保障業務に当たります。これら交通警察はすべてヘルメットを一つ多く携帯し、緊急時に受験生を送る状況に備えています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News