【6月6日 CGTN Japanese】北京市内で4日、第31回中国国際情報通信展覧会が始まりました。同展の開幕式では、中国工業情報化部が移動体通信や光通信などの分野における強みをさらに上積みして、次世代インターネットなどの先端分野を視野に入れて6G技術の研究開発を全面的に推進していくことが明らかになりました。

 中国の情報通信業はこの10年間で飛躍的な発展を遂げ、世界で最も規模が大きく、先進的な技術を持つネットワークインフラを構築しました。そのことにより経済のデジタル化、ネットワーク化、スマート化へのモデルチェンジと産業のアップグレードが後押しされ、経済と社会の質の高い発展が促進されるようになりました。中国では4月末現在、5Gの基地局数は273万3000カ所、5G利用者数は6億3400万人に達し、いずれも世界の60%を占めています。

 中国工業情報化部の責任者によると、中国は今後、新型情報インフラの整備を加速し、情報技術の実用化を促進し、5Gの応用シーンをさらに充実させ、産業用インターネットの総合利用を深化させるとともに、6G、量子通信、衛星インターネットなどの分野の研究開発への投資を拡大して先端技術の研究開発を強化し、より多くのイノベーションを実現していく方針とのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News