自閉症の息子の夢を叶えるため中国の平凡な父が列車の自作に挑む
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【6月10日 CGTN Japanese】中国南西部の重慶市(Chongqing)に住む男性は、列車好きな自閉症の息子に付き添い、息子と一緒に8年かけてミニ蒸気機関車を作り上げました。この親子の話は多くのネットユーザーを感動させました。
息子の航航さんは今年15歳で、3歳の時に自閉症と診断されました。小学校は卒業しましたが、同じ年齢層の子どもとの交流が難しくなり、不登校になりました。航航さんはアニメに登場するトロッコに夢中で、家の庭の壁に列車の絵をたくさん描き、寝る時も列車のおもちゃを手にするほどでした。
航航さんの父親である電気工の李家偉さんは、列車好きの息子のために本物の列車を作ってあげたいと思い、定年した蒸気機関車の運転士から1984年に出版された「蒸気機関車」という本を入手しました。3カ月かけて製図ソフトCADを独学し、自分で図面を作成し、列車に必要な部品の標準と寸法まで作成しました。さまざまな困難に直面しながらも、歯を食いしばって何とかやり遂げようと頑張りました。李さんは「人は有意義に人生を送るべきだ。子どもには、父親が本当に愛してくれたんだと思えるように、記念になるものを残したい」と話しました。
列車を少しずつ作る中で、航航さんの症状は少しずつ和らぎ、知らない人を恐れることもなくなり、以前よりもよく笑い、明るくなりました。航航さんは、父親が案内してくれたこの旅で、徐々に社会に溶け込み、少しずつ好転しています。将来の夢は列車の運転士になることだと話しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News