中国最高検察が「未成年者検察活動白書(2022)」を発表
このニュースをシェア
【6月3日 CGTN Japanese】中国の最高人民検察院は1日、「未成年者検察活動白書(2022)」を発表しました。
白書は、2020年から2022年にかけて検察機関が受理した罪の疑いで尋問、逮捕、訴訟された未成年の状況を根拠に、未成年者の犯罪は全体的に上昇傾向にあると指摘しました。低年齢未成年者の犯罪率が上昇し、未成年者による情報サイバー犯罪活動をほう助した疑が持たれる案件は明らかに上昇しました。一方で、未成年者の薬物関連の犯罪率やいじめや暴力犯罪の件数、未成年者の再犯罪率は減少し続けているとのことです。
白書によると、未成年者が被害者になる犯罪事件の件数は低下しましたが、性的暴行事件は依然として上昇傾向にあります。また、未成年者を組織して治安管理に違反する犯罪数は上昇しました。また、14歳未満の未成年者が被害者になる犯罪が増加しました。対策として、全国で未成年被害者のために「ワンストップ」インフォメーション救済ステーション2053カ所が設置されたほか、検察機関はさまざまな方面から未成年被害者の救済を強化し、2022年には未成年被害者1万7000人を救済し、救済金2億2000万元を支給して、延べ1万人に対して心のケアと指導を行いました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News