【5月31日 AFP】オランダ検察は30日、元同国代表FWのクインシー・プロメス(Quincy Promes、31)をコカイン密輸の罪で訴追したと発表した。

 検察はAFPに対し、ロシア1部リーグのスパルタク・モスクワ(Spartak Moscow)に所属するプロメスが2020年1月、別のオランダ人の男(31)と共謀して、「数百キロ」のコカインをベルギーのアントワープ(Antwerp)港で密輸した罪に問われていると明かした。

 プロメスは2020年7月に、オランダ・アムステルダム郊外の町アップカウデ(Abcoude)で開かれた家族パーティーでいとこの膝を刺したとして、すでに起訴されている。3月には検察から加重暴行罪で2年の実刑判決を求刑されている。

 アムステルダム生まれのプロメスは、事件当時はエールディビジのアヤックス(Ajax)に所属。2021年からは、14-18年まで所属していた古巣スパルタクに復帰していた。

 2014年にオランダ代表デビューを果たしたプロメスは50試合に出場して7ゴールを記録している。プロメスが代表で最後にプレーしたのは、オランダがチェコに0-2で敗れた2021年の欧州選手権(UEFA Euro 2020)決勝トーナメント1回戦となっている。(c)AFP