青銅製文化財約300点 中国・成都に登場
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【6月3日 CGTN Japanese】中国西南地区青銅文明展が5月27日から中国西南部四川省(Sichuan)の成都金沙遺跡博物館で開催されています。
中国西南地区の青銅器を代表とする逸品文化財294点(セット)が集められました。うち1級文化財が103点(セット)で、年代は新石器時代から秦・漢時代(前221年~220年)に及び、種類は銅器、金器、玉器、海貝などさまざまです。
各文化機構・博物館の逸品所蔵品やここ数年の最新の考古学的発見も展示されています。三星堆(Sanxingdui)から新たに出土した「銅扭身跪座人像」やウルトラマンそっくりの小型銅立人像、高度な技術を持つ雲南文化の貝貯蔵器、前漢(前202年~8年)の中央政府による雲南地区に対する効果的な管理を実証した「益州太守章」封泥などです。これら貴重な文化財は、中国古代西南地区の社会の様相や宗教信仰、美意識を示し、中華文明の多元的で一体的な発展構造を明らかにしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News