【5月25日 AFP】フィンランド統計局は24日、2022年に入国した移民の数は4万9998人、うち隣国ロシアからが6003人と過去30年で最多となったと発表した。

 フィンランドへの移民の数は近年は平均2万9000人から3万6000人だったが、昨年は全体的に増加した。

 国別ではロシアが最も多く、次いでスウェーデン、インド、エストニア、フィリピンの順。

 ロシアからの移民は1990年代前半以降は年間3100人未満にとどまっていた。

 移民局の開発部門責任者ヨハンネス・ヒルベラ(Johannes Hirvela)氏は、AFPの取材に対し「多くのロシア人が亡命を希望している」と述べた。また、「仕事上の理由」を挙げる人も多いという。

「ロシアを離れたフィンランド人の雇用主も多く、その一部はロシア人従業員にフィンランドで働いてもらうことを望んでいる」と説明した。(c)AFP