【05月25日 KOREA WAVE】
サウジの代表的な名所であるアルウラ(サウジアラビア観光庁提供)(c)news1
サウジの代表的な名所であるアルウラ(サウジアラビア観光庁提供)(c)news1

サウジアラビア観光庁アジア太平洋地域のアルハサン・アルダバーグ代表は22日午前、ソウルで開かれた「ロードショー」で「サウジの多彩な経験と観光名所、便利な交通便、直航路線や興味深いギガプロジェクトなどを韓国市場に積極的に知らせる」と明らかにした。そのうえで「中東で急速に成長している観光地、サウジ経由ならば、1泊ホテルでの宿泊をサポートする」と表明した。

「ロードショー」はサウジ観光庁がホテルや航空会社を含め、15社のサウジ現地観光業者と韓国観光業界との出会いの場だ。観光庁によると、サウジは中東地域内の代表的な観光地として位置づけられるため、今後10年間で観光産業に1兆ドル(約138兆円)を投資する。

サウジはパンデミック後、急速な観光回復市場に挙げられる。20カ国・地域(G20)諸国を抜いて2022年に9350万人の訪問客を迎え、観光収入は1850億サウジアラビア・リヤル(約6兆8329億円)で2021年比93%増加した。

韓国市場は2022年1万1000人から今年約4万人以上増えた5万3000人を誘致する計画で、10年内に3倍に増やしたい考えだ。このため歴史、レジャー、ラグジュアリー、自然や冒険など多彩な観光商品の開発に乗り出す。

昨年8月からサウジ国営航空会社サウジアがソウル(仁川)―リヤド間の直行便を運航しており、今年3月にはジェッダ―ソウル路線を新たに開設した。

サウジ観光庁はまた、韓国をはじめ48カ国の海外旅行客を対象に電子ビザプログラムを運営する。経由客を対象にサウジでの1泊ホテル無料宿泊特典を提供し、96時間のトランジットビザを発給する特典も与える。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News