【5月20日 AFP】ラグビーウェールズ代表のLOアラン・ウィン・ジョーンズ(Alun Wyn Jones)とFLジャスティン・ティプリック(Justin Tipuric)が19日、代表引退を発表した。W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)の開幕をわずか4か月後に控えた中での電撃引退となり、ウェールズ代表にとってはベテラン2人を一度に失う打撃となった。

 元主将で37歳のジョーンズは、世界最多の170キャップ(ウェールズ代表158試合、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ<British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム>12試合)を誇る。シックスネーションズ(Six Nations Rugby)では5度の優勝を経験し、3度グランドスラム(全勝優勝)を達成した。

 33歳のティプリックは、代表通算93キャップを記録し、2013年に行われたライオンズのオーストラリア遠征で1試合に出場した。ウェールズ代表としては4度のシックスネーションズ制覇を果たし、うち2度はグランドスラムだった。

 2人ともW杯フランス大会に向けた54人の予備登録メンバーには選ばれていたが、代表引退の理由として、最終メンバーには残らないと告げられたのではないかとする見方も出ている。(c)AFP/Julian Guyer