【5月18日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は17日、「スマートボール」のデータを使用した審判支援を、6月に南アフリカで開催されるU-20世界選手権(World Rugby Under 20 Championship)で試験導入すると発表した。

 昨年から一部の試合で導入されていた「スマートボール」は、フィールド周辺に設置されたビーコンとデータ通信する技術を内蔵している。

 ワールドラグビーの発表によると、この技術は「1秒間に20回までボールの位置を特定し、すべてのキック、パス、スローのフィードバックを即時に提供する」という。

 U-20世界選手権では、テレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)がフォワードパスやボールがトライラインを越えたか否か、スローインがまっすぐだったかどうかなどを識別するため使用される予定となっている。

 9月に開幕するW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)では導入されない。(c)AFP