【5月14日 AFP】22-23イタリア・セリエAは13日、第35節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)準決勝の第2戦を控える中、サッスオーロ(US Sassuolo)に4-2で快勝。一方で対戦するACミラン(AC Milan)は0-2でスペツィア(Spezia)に敗れた。

 30歳の誕生日を迎えたロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の2得点とラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)のゴール、そして相手オウンゴールで得点を重ねたインテルは、これで公式戦7連勝を飾った。また、暫定ながら2位ユベントス(Juventus)と勝ち点66で並んでいる。

 ルカクは試合後、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対して「監督はトップ4に向けたマッチポイントの試合だと言っていた。チームは好調でここ最近の試合は勝てている。まだ二つのタイトルを狙えるが、火曜日(16日)の試合は昨季のリーグ戦を制したチームなのでかなり厳しいだろう」と述べた。

 インテルは2-0のリードを持ってミランとの第2戦に臨むが、優勝した2009-10シーズン以来の決勝進出はほぼ確実とみられている。また今節はミランに加えてラツィオ(SS Lazio)やアタランタ(Atalanta)も勝ち点を落としたため、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場のチャンスも大きく広がった。

 ミランは終盤にプシェミスワフ・ビシニェフスキ(Przemyslaw Wisniewski)とサルバトーレ・エスポジト(Salvatore Esposito)のセリエA初ゴールを許して敗戦。残留争いで苦しむスペツィアに約2か月ぶりの白星を許した。

 リーグ戦ではここ11試合でわずか3勝にとどまっているミランはこれで今季10敗目となり、2月時点で連覇の可能性が途切れていた。(c)AFP