【5月11日 AFP】国際柔道連盟(IJF)は10日、カタール・ドーハで開催中の世界柔道選手権(World Judo Championships 2023)で、ロシア軍のシンボルの取り外しを拒否した観客の一団を会場から退場させたと発表した。

 多くのウクライナ人がロシアによる侵略の象徴とみなし、欧州のいくつかの国で禁止されている聖ゲオルギー(Saint George)リボンを身に着けた観客3人が、会場で観戦していた。

 AFPに対してIJFは、この観客がシンボルを外すことを拒否したため退場させられたと話している。

 IJFはロシアのウクライナ侵攻後、ロシアとベラルーシの選手に資格停止処分を科していたが、世界選手権では中立の立場での参加を認めている。これを受け、ウクライナは大会をボイコットしている。(c)AFP