【5月8日 AFP】23F1第5戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2023)は7日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が9番グリッドからの逆転でチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)を上回り、優勝を飾った。

 今季3勝目を挙げたフェルスタッペンは、初開催の昨シーズンに続くマイアミGP連覇を果たし、総合順位でも2位ペレスとの差を広げた。また、今季5戦全勝を守ったレッドブルは4回目のワンツーフィニッシュを決め、他チームは3位表彰台を争うしかないほどライバルたちを圧倒している。

 予選では中団9番手と不満の残る結果に終わったフェルスタッペンだが、マシンの速さと的確なタイヤ戦略ですぐさま優勝争いに加わると、終盤にペレスを抜いて勝利した。レッドブルでの通算38勝目はセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)に並ぶ最多記録で、9番グリッドからの優勝は1984年フランスGP(France Grand Prix)のニキ・ラウダ(Niki Lauda)以来となった。

 復活のシーズンを送っているアストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が、今季4回目の3位に入った。

 難しい1週間を過ごしたメルセデスAMG(Mercedes AMG)は、ジョージ・ラッセル(George Russell)がフェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)を上回る4位、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が6位に入って面目を保った。

 予選終盤にクラッシュし、7番手スタートとなったフェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)は7位でフィニッシュ。アルピーヌ(Alpine F1)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が8位に入った。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は11位だった。(c)AFP