【5月6日 AFP】男子テニス、四大大会(グランドスラム)通算22勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が5日、股関節のけがのため、次週のイタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2023)を欠場すると発表した。全仏オープン(French Open 2023)へ向けた状態や今後のキャリアに不安が生じている。

 自身のインスタグラム(Instagram)で、「ここ数日間で改善が見られたが、何か月も高い強度でのトレーニングができておらず、再調整にもそれなりの時間がかかる。現状を受け入れ、取り組みを継続していくほかない」と説明し、過去10度優勝しているイタリア国際を欠場することを残念がった。

 36歳のナダルは、股関節を痛めた1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)を最後にツアーを離脱。今季は4試合しかプレーしておらず、わずか1勝にとどまっている。

 当初は最長2か月の離脱になるとされていた中で、クレーコートシーズン開幕からの復帰を目指していたが、結局全仏の最後の前哨戦となるイタリア国際も断念することになった。

 ナダルが最多14回の優勝を誇る全仏オープンは28日に開幕する。(c)AFP