【5月3日 AFP】米国政府が海外からの渡航者に対する新型コロナウイルスのワクチン接種義務を撤廃すると発表したことを受け、男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)出場に向けた障害がなくなった。

 米政府は接種義務を11日限りで終了すると発表。ワクチンを接種していない有名スポーツ選手の一人であるジョコビッチは、2021年11月に接種が義務化されて以降、米国の大会への出場を熱望しながらも入国できない状況が続いていた。

 全米オープンは、年間グランドスラムに挑戦した2021年大会を最後に昨年は欠場し、今年の春もBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)とマイアミ・オープン(Miami Open 2023)出場を目指して特別許可を申請したが認められなかった。

 昨年には、ワクチンへの立場を理由にオーストラリアから追放され、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)に出場できない騒動もあった。今年の全豪では復帰し、優勝を果たしている。(c)AFP