【5月3日 AFP】ロシア連邦保安局(FSB)は3日、同国が併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島で、暗殺を含む一連の攻撃を計画していたウクライナ工作員を拘束したと発表した。

 FSBは声明で「ウクライナ軍情報機関の工作員ネットワークを活動停止に追い込んだ。クリミアで大規模な破壊活動やテロ攻撃を計画していた」と明らかにした。

 声明によると、7人を拘束し、爆発装置と起爆装置を押収。爆弾には、トルコとジョージアを経由しブルガリアからロシアに密輸された部品が使われていたとしている。

 また7人は、ロシア政府が任命したクリミアの首長、セルゲイ・アクショノフ(Sergei Aksyonov)氏の暗殺も計画していたという。

 アクショノフ氏は「これらの行為を命じたのはウクライナ側であることは間違いない」と、テレグラム(Telegram)に投稿した。

 FSBはこの工作員組織について、今年2月にも鉄道で破壊活動に及んだとしている。(c)AFP