【5月1日 AFP】22-23フランス・リーグ1は30日、第33節の試合が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はアクラフ・ハキミ(Achraf Hakimi)が退場処分を受けるなどし、1-3でロリアン(FC Lorient)に敗戦。2位オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)が2-1でオセール(AJ Auxerre)に勝利したため、勝ち点差が5に縮まった。

 ホームのPSGは16分、エンゾ・ルフェー(Enzo Le Fee)に先制点を許すと、20分にはハキミが2枚目のイエローカードを受けて退場となった。

 それでもPSGは29分、ロリアンのGKイボン・ムボゴ(Yvon Mvogo)が、主審が笛を吹いてFKになったと勘違いして置いたボールをキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が奪ってシュートを決め、同点に追いついた。

 しかし、ロリアンは39分にダーリン・ヨングワ(Darlin Yongwa)が勝ち越し点を決めると、86分にはバンバ・ディエン(Bamba Dieng)が勝利を決定づける3点目を挙げた。

 試合終了のホイッスルとともに、ホームのサポーターからはブーイングが浴びせられた。PSGはこれが今季リーグ戦6敗目となり、通算11度目のタイトル獲得へ新たな暗雲が立ち込めている。

 マルセイユは残留争いの渦中にあるオセールに先制を許したものの、75分にジェンギズ・ウンデル(Cengiz Under)のゴールで追いつくと、その2分後にはアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)が今季リーグ戦13点目となる決勝ゴールを決めた。

 3位につけるランス(RC Lens)は、5月2日のトゥールーズ(Toulouse FC)戦に勝利すればPSGとの勝ち点差を6に縮められる。(c)AFP/Andy SCOTT