【4月13日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のクリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督が、昨季指揮を執っていたニース(OGC Nice)で選手に差別的な発言をしたとされる問題が明らかになり、同監督の弁護士は12日、そういった発言について「断固否定」すると述べた。

 元ニースのスポーツディレクター(SD)のジュリアン・フルニエ(Julien Fournier)氏が昨季終盤、ガルティエ監督が同クラブの一部の選手に対して差別的な発言をしたとするメールを記していたことが、今週初めに国内メディアで報じられた。フルニエ氏が、ニースのオーナーである英化学大手イネオス(Ineos)社のSDを務めるデイブ・ブレイルスフォード(Dave Brailsford)氏に送ったとされるこのメールについて、AFPは確認できていない。

 ガルティエ監督の弁護士は「ガルティエは自身に対する告発の深刻さを考慮し、断固否定すべく、この件が発覚して以来耐え難い脅迫や嫌がらせの標的になっていることからより一層必要となっている司法手続きを、遅滞なく開始するよう弁護士に依頼した」と述べている。

 AFPはこの件についてPSGにコメントを求めたものの、返答は得られていない。(c)AFP