【4月30日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2022)は29日、決勝第1戦が行われ、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)は1-1で前回王者アル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)との一戦を引き分けに持ち込んだ。

 前半、アル・ヒラルのサレム・アル・ダウサリ(Salem Al-Dawsari)に先制点を許したレッズだが、53分に興梠慎三(Shinzo Koroki)が同点ゴールを奪取。終盤にはアル・ダウサリが岩尾憲(Ken Iwao)を蹴って退場処分となった。

 アル・ダウサリはこれまでも大舞台で結果を残しており、昨季のACL準決勝と決勝でゴールを挙げ、さらにサウジアラビア代表としても昨年冬のW杯カタール大会(2022 World Cup)でアルゼンチン相手に決勝点を奪っていた。しかしこの日は、退場によって第2戦の出場停止が決まり、複雑な気分で終えることになった。

 試合は13分、ミシャエウ・デルガド(Michael Delgado)のクロスから最後はアル・ダウサリが左足でゴール右上隅へのシュートを決め、青く染まったキング・ファハド国際スタジアム(King Fahd International Stadium)を沸かせた。

 しかしレッズも後半に息を吹き返し、53分に興梠が同点に持ち込んだ。スルーパスが相手に当たると、ボールが前に出ていた相手GKの横を抜けてゴールポストで跳ね返り、目の前にこぼれてきたボールに素早く反応した興梠がダイレクトで合わせた。

 86分には、自身を引き倒し、のしかかってきた岩尾の腹部をアル・ダウサリが蹴ると、主審はすぐさまレッドカードを提示し、アル・ヒラルが次戦に向けて大きな痛手を負った。

 第2戦は5月6日に埼玉スタジアム2002(Saitama Stadium 2002)で行われる。(c)AFP/Reem Abulleil