反戦ケーキ作り投稿、パン店経営の女性に罰金 ロシア
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【4月29日 AFP】ロシア・モスクワのイズマイロボ(Izmailov)地区裁判所は28日、親ウクライナのデコレーションをしたケーキを作った女性に対し、ロシア軍の名誉を傷つけたとして罰金3万5000ルーブル(約6万円)の支払いを命じた。
ロシアでは昨年2月のウクライナ侵攻開始以来、侵攻に対する批判が禁止されてる。
罰金支払いを命じられたのは、パン店を経営するアナスタシア・チェルニシェワ(Anastasia Chernysheva)さん。2万5000人以上のフォロワーを持つ自身のインスタグラム(Instagram)に、侵攻に反対するスローガンを書いたカラフルなケーキの写真を投稿していた。
超保守的なメディアが、チェルニシェワさんが1月に作ったケーキの写真を取り上げたことから、今月27日に一時拘束される事態となった。
チェルニシェワさんは先月には、白いケーキの上に虹色のアイシングで反戦メッセージを書いたケーキの写真を投稿したほか、ウクライナの国旗色である青と黄色のケーキも載せていた。
さらに、男性器の形をしたケーキに、ロシア語で男性器をほのめかすののしり語を含む平和のメッセージを書いていた。このほか、ハートと花の模様に加え「愛が勝つ」「アイ・ラブ・ユー!」など書かれたケーキも作っていた。(c)AFP