【4月27日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)のアラン・ギルピン(Alan Gilpin)最高経営責任者(CEO)は26日、今年のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)での偏った組み合わせに対する不満を受け、今後の抽選はよりバランスの取れたものにしていくと述べた。

 9月に開幕するフランスW杯の組み合わせ抽選は2020年に行われたが、この3年で世界ランキングが著しく変わったため、現在の1位から4位を占めるアイルランド、フランス、ニュージーランド、南アフリカのすべてがトーナメントの同じ山に入ることになっている。

 また、ランキング首位に立つアイルランドと前回王者の南ア、スコットランドはプールBに入っており、このうち1チームは決勝トーナメントに進めない。

 一方で、今年のシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2023)で5戦2勝にとどまったイングランドは、準決勝までの道のりが比較的容易に見える。

 ギルピン氏は今後の組み合わせ抽選は本大会までそう遠くない時期に行われるとし、ワールドラグビーはW杯(World Cup)や欧州選手権(UEFA Euro)の組み合わせ抽選を本大会開幕まで1年以内に行うサッカーの例に倣うことを検討しているという。

 フランス大会の組み合わせ抽選についてファンの不満を受け入れるかどうかと尋ねられたギルピン氏は、「もちろんだ。コーチや選手たちの不満もまた理解できる」と応じた。

「半分に偏っているのは抽選のタイミングが原因。われわれはチームの相対的な強さと弱さを反映する世界ランキングを利用しているが、ある時点で行われた場合、今と比較すると古いものになる可能性がある」

 2025年の女子ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2025)から、ワールドラグビーがチケット販売やそれに伴うリスクの責任を開催国の組織委員会から引き継ぐことになるとしたギルピン氏は、「抽選や会場の選定、チケット販売の開始のタイミングはいつがいいのかと、こちらが発言する機会を与えてくれることになる。その決断は今、われわれに委ねられている」と続けた。(c)AFP