【4月26日 AFP】ラグビースコットランド代表の元主将で、リーグワン2部の浦安D-Rocks(Urayasu D-Rocks)に所属するグレイグ・レイドロー(Greig Laidlaw)が26日、今季終了後の現役引退を表明した。

 2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で代表から引退していたレイドローは、コーチ業への転身を計画しているものの、今後も家族とともに「もう少し日本にいるつもり」だとしている。

 レイドローはインスタグラム(Instagram)への投稿の中で、「選手としてのキャリアを通して、自分を常に追い込み、新しい経験をしてきました。絶えず異文化に身を置き、その文化を学んできました。チームとしてどう機能していくのか、どのようにしてチームメイトの素晴らしい力を最大限に引き出せるのかを探し出すことを私は常に楽しんできました。そして、これらからもこのようなことを発展させていきたいと思っています」とつづった。

 代表では通算76試合に出場し、そのうち最多の39試合で主将を務めた。また、得点数は歴代2位の714点となっている。

 W杯では2大会に出場し、2015年のイングランド大会(Rugby World Cup 2015)では準々決勝進出を果たしたものの、19年大会では開催国日本に敗れてプールステージ敗退となった。

 クラブチームではユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ(URC)のエディンバラ(Edinburgh Rugby)を皮切りに、イングランド・プレミアシップのグロスター(Gloucester Rugby)、フランスリーグ・トップ14のクレルモン・オーヴェルニュ(Clermont Auvergne)、浦安(旧NTTコミュニケーションズシャイニングアークス<NTT Communications Shining Arcs>)を渡り歩いた。

 レイドローは日本でのプレーについて「最も素晴らしい経験でした」としつつ、「私たち家族はもう少し日本にいるつもりですが、ここでついに引退することを決めました。夢にまで見ていたラグビー選手となり、そしてその経験から学んだことを今度は指導者として引き継ぐ時が来たのです」と続けた。(c)AFP/Andrew MCKIRDY