【4月20日 CGTN Japanese】タイのチェンマイ動物園で飼育されていた22歳のジャイアントパンダ「リンフイ(林恵)」が現地時間19日午前1時10分、死亡したことが動物園の発表でわかりました。リンフイは、中国からタイに貸与されていたジャイアントパンダでした。

 リンフイは、現地時間18日夜、突然昏睡状態に陥りました。中国ジャイアントパンダ保護センターは、知らせを受けてすぐに専門家チームを組織し、ビデオ電話を通じてタイ側の救助活動をサポートしましたが、残念ながら、救命に至ることはできませんでした。また、在チェンマイ中国総領事館も直ちにスタッフを現場に派遣してサポートを行っていました。リンフイの死亡を受け、中国側の主管部門は速やかに専門家グループを立ち上げてタイに赴き、タイ側の専門家と共に死因を調査し、事後処理に全力を尽くすとしています。

 これについて、中国外交部の汪文斌報道官は19日の定例記者会見で、「リンフイの死を悲しみ、遺憾に思う」とした上で、「リンフイは、2003年にタイのチェンマイ動物園に到着し、中国・タイ両国の専門スタッフによる献身的なケアの下、長年にわたってタイの人々に多くの喜びをもたらし、パンダ保護における両国の協力や友好的な民間交流の促進に積極的な役割を果たしてきた」と、リンフイの功績を紹介しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News