【4月21日 CNS】中国・山西省(Shanxi)の太原(Taiyuan)税関によると、2023年1~2月の2か月間で、山西省と巨大貿易圏構想「一帯一路(Belt and Road)」沿線諸国との物品貿易の輸出入額は前年比18.3%増の77億4000万元(約1513億円)に達した。国別ではインドネシアが1位だった。

 山西省は「一帯一路」沿線の57か国と取引し、インドネシアは前年比243%増の19億3000万元(約377億円)と全体の4分の1を占めた。2位のインドと3位のシンガポールの輸出入はそれぞれ11億1000万元(約217億円)、8億2000万元(約160億円)で、前年比でそれぞれ23.3%、71.5%の増加となった。

 山西省からの輸出は前年比16.4%増の50億3000万元(約983億円)。うち電気機械製品輸出額は前年比21.2%増の31億3000万元(約612億円)で、同省の「一帯一路」諸国向け輸出額の62.3%を占めた。同時期、鉄鋼製品の輸出は前年比49.6%増の6億2000万元(約121億円)、医療材料と医薬品の輸出は前年比63.3%増の3億7000万元(約72億円)。農産物の輸出は前年比78.8%増の1億3000万元(約24億4166万円)だった。

 山西省の輸入額は前年比21.8%増の27億1000万元(約529億円)。金属鉱石と鉱石、および石炭はすべて急速な成長を遂げた。

 合金鉄の輸入は171.4%増の12億8000万元(約250億円)だった。うち81.1%はインドネシアからのものだった。各種金属鉱石の輸入量は6億3000万元(約123億円)で、輸入額の74%はインドネシア産、石炭の輸入量は3億元(約59億円)で、ほぼ全てがインドネシアからだった。(c)CNS/JCM/AFPBB News